第4回 自分の中で起きていることに「気づく」方法
第4回 自分の中で起きていることに「気づく」方法
レッツダンスを御覧の皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
社交ダンス情報ラジオ番組『ダンスウェーブ』オフィシャルブロガー、メンタルコーチの島田裕です!
「分かったつもり」は誤解のもと
突然ですが、先日パートナーでもある奥さんとケンカしました(^_^;)
恥ずかしながら、内容は下記のようなもの。
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僕:「今年やりたいことリスト」を一緒に作ろう!
奥さん:それイイね!今書いているその記事はあとどれくらいかかりそう?
僕:分かんないけど、22時には。
奥さん:じゃ〜、終わったらね(^o^)!
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・
・
(22時10分頃。未だ完成せず……)
僕:終わってないけど一旦止めてリスト作ろうか。
奥さん:えっ?まだ終わってないの?なんで時間までに終わらないの!?(怒)
僕:えっ?(驚)
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ありがちなケースだと思いますが、何故こんなことが起こったのでしょう?
それは、「お互いに分かったつもりになっていた」から。
この時、二人の中ではどんなことが起こっていたのか。ちょっと振り返って現場検証してみましょう。
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僕:
終わっても終わらなくても22時になったらリスト作りをやろう。時間を守れたら彼女も嬉しいはずだよね。
↓ ↓
言ったとおり22時からリスト作りに取り掛かれるのに、なんで怒るんだろう??良かれと思ってやったのに悲しい。
奥さん:
自分で22時って言ったんだから、きっと頑張って終わらせてくれるはず。
↓ ↓
自分で言ったのにやらないなんて、無責任で時間の読みが甘い!期待していたのに裏切られた気分。
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その時に何が起こっていたのかを、このように細かく現場検証することが出来たなら、誤解も解消できそうじゃないですか?
更に、今後ここに気をつけたら「再発を防げる」っていう対策まで打てそうですよね?
「自分とのコミュニケーション」で現場検証
ここでのポイントは、自分に何が起こっていたのかに「気づく」こと。
そのための「自分とのコミュニケーション」のとり方です。
おすすめは、
その時の「感情・思考・行動・出来事」について、ありありと思い出してみることです。
① 感情→その時どんな気持ちだったのか?
② 思考→その時何を考えていたのか?
③ 行動→それで何をしたのか?
④ 出来事→それでどうなったのか?
このように切り分けて見ることで、怒りや悲しみといったものに隠れて、気づきづらかった「その時自分に起こっていたこと」を冷静に思い出しやすくなります。
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【実際に上記①〜④を試してみて、気づいたこと。】
「22時からやりたいことリストを作ろう」について
僕:リスト作りの開始時間を大切にした
奥さん:記事の完成時間を大切にした
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今回は僕らのしょうもないケンカを事例に出しましたが、皆さんの日常(ダンス・家庭・職場・学校など)に置き換えて考えるといかがでしょうか?
まずは「気づく」ことから始めてみませんか?
是非お試しください。
ちなみに「やりたいことリスト」は仲直りして翌日やりました(^^)
また次回の『ダンスウェーブ』コラムもお楽しみに。
素敵な一日をお過ごしください!
文責:島田裕(ダンスウェーブオフィシャルブロガー)
・アマチュア競技ダンサー(パートナーは奥さん)。
・メンタルコーチ
・コミュニケーションナビゲーター
「思いやり溢れるコミュニケーションが当たり前の世界。」
社交ダンスとメンタルコーチングを通して、その実現を目指しています。
ダンサー、カップル、スポーツ選手、指導者、チームのメンタルコーチとして活動中。また、活動理念に共感したダンスウェーブに合流し、社交ダンス界を盛り上げる為活動中。
ダンスウェーブ公認ブログの一つ『社交ダンス応援サイト ダンスコミュニケーション(通称ダンコミュ)』(http://shimadaism.com/dance-communication/)を運営。
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(2017年2月1日更新)