第10回 「緊張」をコントロールしてみよう
第10回 「緊張」をコントロールしてみよう
レッツダンスを御覧の皆さん、だいぶ暖かくなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
社交ダンス情報ラジオ番組『ダンスウェーブ』オフィシャルブロガー、メンタルコーチの島田裕です。
メンタルコーチとして扱うテーマのひとつに、「いかに本番で実力を発揮するか」というのがあります。
よくある質問に、「試合の時に緊張してしまうんですが、何か緊張しない方法ってありますか?」というものがあります。
今回は、そんなお悩みについてお話していこうと思います。
まず緊張というのは悪いことのように思われてますが、「緊張」そのものが悪いというわけではないんです。
多くの方は「コントロールできないほどの過度な緊張」のことを「緊張」の一言にまとめちゃってるんですね。
程よい緊張はむしろパフォーマンスを発揮する上では、必要なことだったりします。(もちろんその程度は個人差がありますよ)
普段は何も意識せずに、さらっと生活していますが、世の中には「自分でコントロールできること」、「自分でコントロールできないこと」があります。
別の言い方だと、「意識したらどうにかできること」、「気にしてもどうにもならないこと」とも言えるかもしれません。
コントロール出来ないことに引っ張られ過ぎてしまうくらい、勿体ないことはないですね。
僕自身も経験ありますが、
今日のジャッジなんだよー!
今日の出場選手の顔ぶれなんだよー!
この会場なんだよー!
今日の天気なんだよー!
などのように、コントロールできないことに引っ張られてしまうことって結構ありませんか。
大切なことは、自分でコントロールできることはなんなのか?に意識を向けることです。
そのために、是非やってみてほしいアイディアを一つ、お伝えしますね。
「気になっていること、不安なこと」をバーっと書き出してみてください。
その上で、コントロール出来ること、コントロール出来ないことに分類してみましょう。
コントロール出来る項目に丸印をつけると、分かりやすいかもしれませんね。
そして、コントロール出来ないことは潔く手放してみませんか?
過度な緊張は、「気になっていること」や「未来の不安」に意識を取られすぎることで起こります。
今、この瞬間、この場で「コントロール出来ること」についてのみ考えてみましょう。
分類して、意識する対象が物理的に減ることから、緊張感は集中力へと変わるはずです。
そうすることで、効率的に良い結果に繋がるステップが踏めますね。
良かったら、是非試してみてくださいね!
それでは素敵なダンスライフを!
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文責:島田裕(ダンスウェーブオフィシャルブロガー)
・アマチュア競技ダンサー(パートナーは奥さん)。
・メンタルコーチ
・コミュニケーションナビゲーター
「思いやり溢れるコミュニケーションが当たり前の世界。」
社交ダンスとメンタルコーチングを通して、その実現を目指しています。
ダンサー、カップル、スポーツ選手、指導者、チームのメンタルコーチとして活動中。また、活動理念に共感したダンスウェーブに合流し、社交ダンス界を盛り上げる為活動中。
ダンスウェーブ公認ブログの一つ『社交ダンス応援サイト ダンスコミュニケーション(通称ダンコミュ)』(http://shimadaism.com/dance-communication/)を運営
(2017年4月11日更新)