第5回 夏の暑さとちょこっとダンス
先週は東京でも38℃近くまで上がった酷暑。
そして今日は25℃の冷夏。
皆さんも体調管理が大変だと思います。特に涼しく冷え切った室内から酷暑の外へ出た時の、この気温差が大きく影響しているようですね。
スタジオでも、踊る方メインに温度設定してあります。行けないなぁと思いつつも、23℃くらいにしてしまいます。ほかにも、冷たい麦茶に氷を浮かべて、あの氷がグラスに当たって織り成す、からころんという音で涼しさを提供しています。日本の文化はすごいですね。目で、耳で、鼻で、手で口で。あらゆる五感で四季折々や、食事、芸術を感じとっていきます。
繊細なんですね。
まだまだ、暑さは戻ってきそうです。気をつけてお過ごしください。
さてさて、世の中、すごく便利になりました。扇風機で涼をとっていたのが、エアコンに。その都度買っていた切符がスイカに。駅の階段がバリアフリーでエスカレーターやエレベーターに。
TVのチャンネルはリモコンに。
そして、人間に変わって働くロボットやら無人のコンビニやら。人間の必要性は?って心配してしまうのは私だけですかね。
ダンスはそんな事無さそうです。踊るのは私たちだしね。ロボット先生なんて嫌だわ。
ダンスで便利になったことって、なんだろう。
DVDのの発達。映像がいつまでも綺麗に楽しめる。写真も動画も。そして保管するにも場所をとらなくなったことかな。
燕尾服も軽量化された。ドレスも生地や材料の質が良くなり、種類も増えたので、創る楽しみも増えました。
あと、女性のシューズのベルト。今やアタッチメントで簡単に留められる金具になってきました。これはね、年配の方が多いダンス界ではもう絶対です。
小さな穴に、不安定な留め金を挿すのは大変でした。
でも一番便利になったのは、ダンス教室が増えた事ではないでしょうか。
遠くまで行かなくても、習いたいと思ったら自分の街にも駅にもスタジオがあります。
そしてもうひとつは、不思議なことに人とのコミュニケーションがとりやすくなるかな。
綺麗な音楽聴いて、体を動かして。苦手な会話も少しづつ、いつのまにかできるようになったり。
健康になったり、足腰丈夫になったり。無理せずできることかしら。
なんて、外を眺めながらふと思ったことでした。
早く天高い秋が来るといいですね。(でも、密かにこの暑さが好きな私です)
もうちょっと夏を楽しみましょう。ただ、健康には十分気をつけながら。
(2017年8月17日更新)