第48回 TGK主催Mr.ティモシー・ホーソンのワークショップ
TGKというのは“ティムをギャフンと言わせる会“の略称で、女性シングルのプライベートレッスンも受けてくれる彼が、“ぜ~んぜん、余裕!”と言うので、いつかは彼にまいったと言わせてやろうという、佐藤直美が勝手に作った会のことです。
そんなアソビゴコロの延長で、今回、横浜で初のティムのレクチャーが実現しました。
3月29日、うちのスタジオで開催したこの会には、一般の生徒からプロAクラス選手まで50名が参加し、熱い指導を受ける事が出来ました。
ワルツ、タンゴ、ベニーズワルツの3種目のベーシックを中心に、講習というよりトレーニングといったほうが近い内容で、50人を3ヒートに分け、ワルツのボックスを1曲踊り切るといったシンプルなものでしたが、フットワーク、ライズ&フォール、ビッグスイングをきちんとやるとなると、プロA級でもバランスを崩したり、足が揃わなかったりします。
彼が模範を見せると、本当にマシンのように正確に動くので、皆が拍手をすると、「自分は37年間踊ってますから!」と笑わせたりしました。
ボックスとは、回転せず、3拍子で前進・横・後退を繰り返す単純な動きですが、やってみると非常に難しいことが分かります。これができずに“フォールアウェイができない!”と言ったところで、“当たり前”だということなのです。
ベーシックムーブメントの世界レベルを目の当たりにして、生徒もうちのスタッフも明らかに翌日のレッスンから意識が変わり始めました。いつも練習しているスタジオだからこそ、彼のバランスを崩さない正確かつビッグムーブメントの凄さというものが伝わってきたからです。
2時間の熱いレクチャーが終わった頃には、彼のYシャツの背中は汗でビッショリになっていました。
休憩もそこそこに、午後からはプライベートレッスンを開始し、夕方16時過ぎにこの日の全てのレッスンを終了しました。
その後、全員でみなとみらいの万葉倶楽部に移動。
まずお風呂に直行し、その日の疲れを癒します。ティムももちろん入りましたよ。これぞまさに“ハダカの付き合い”。湯船に浸りながら、いろいろな話をしました。僕らが湯から上がった後も、彼は、疲労回復のためにはこれがとても良いと言ってサウナと水風呂を何度も行き来したようです。
夕食は皆好きずきにオーダーし、彼は寿司御膳をおいしそうに食べていました。館内着の作務衣がなかなか似合うとか、ティムの足の親指がデカいとか言いながら、大ジョッキをぐびぐび飲んでいるティムはリラックスした様子。
さぁこれから、本日のもう一つのイベント、卓球大会の始まりです。
な・なんと、彼はマイラケットを持参してきたのです!聞くところによると、ジョナサン・クロスリーと日本でたまに卓球をしているとのこと。
8Fにワイワイ移動し、昨年オープンしたばかりの卓球場でいざ対戦。対するは元卓球部の私くしフジモトと美佳選手。自己流の打ち方で、いやらしいコースに打ってくるティムに翻弄されながらも元卓球部の意地で2人とも勝利しました。
しかし、遊びとは言うもののやはり負けず嫌いなティムは真剣そのものでした。ビールを飲みながらゲームをしたので負けたんだという負け惜しみを言っていたティム。今度は、ビール無しで勝負だ!と次回の対戦を約束してお開きとなりました。
長い一日でしたが、楽しい思い出となりました。ティム先生、本当にお疲れ様でした。
余計なことかも知れないけど、だれかいいお嫁さんを紹介してあげてください。ひとりで全然問題な~いと笑っているけど、どこか淋し気な様子に見えるのは気のせいかな?
(2012年4月24日更新)