第54回 長崎観戦旅行記
先月、遅い夏休みを兼ねて全日本戦(アッ、この表現はマル禁でした( ´艸`))を観戦に長崎に行って来ました。
台風一過の直後だったためか、長崎空港からハウステンボスまでの高速艇は波と闘うがごとく激しい上下の揺れの中、約50分の楽しいアトラクションとなりました。
ホテルから足を延ばし、佐賀県の武雄温泉で湯に浸かり、佐世保でハンバーガーを頬張り、長崎市に入ってからは、路面電車で行ったり来たり、グラバー亭では修学旅行を思い出し、ロープウェイで稲佐山に登り、長崎の全景を眺めながら、チャンポンとトルコライスをいただきました。原爆資料館や天主堂等は修学旅行で訪れたので、今回は行きませんでした。後日、直美は初めての長崎だったので行ってみたかったそうです。
全日本戦はJBDF5総局持回りで、九州の時は通常福岡が開催地ですが、今回は初の長崎ということもあり、私達に限らず東部の先生方もあちこちの観光に出向いていたようです。
さて、競技会ですが、会場は長崎駅前から車で12~3分のところの環境も設備も良く整った長崎県立総合体育館でした。
選手もストレス無くいつも通り踊れたと思いますが、観客が少なく今ひとつ寂しく思いました。また、ダンスパネルを設営してないので、床のラインが邪魔して踊りが綺麗に見えなかったことが残念でした。
競技も様々なドラマがありました。
九州出身で長い間ファイナリストとして活躍していた西島組が準優勝し、引退を表明。
スタンダードチャンピオンの橋本組がパートナー負傷のため、2次予選で棄権、前チャンピオンの河原組が嬉しい返り咲きを果たしました。
また、アマチュアスタンダードの決勝で、途中退場した選手の評価についての対応も考えさせられました。
いつもは採点管理役員としてじっくり競技を見る機会がないので、今回は久々に勉強できて楽しめました。
最近のダンスの傾向として、コリオグラフィーが複雑になり、曲を通して踊りを表現するという大切な部分が失われつつあるように感じました。かける曲もテンポがあっていればよいのではなく、その種目に相応しいものにすべきではないでしょうか?
流行を取り入れつつも、我々はあくまでもボールルームダンサーであるという自負を忘れてはいけないでしょう。
最後に、今大会で連日日夜、尽力された大会役員の先生方、関係者の方々、本当にお疲れさまでした。
食べてビックリ!中が空洞のお菓子、長崎銘菓「一口香(いっこっこう)」。美味しい!!
(2012年11月1日更新)