第58回 ナショナルチーム強化講習会
ナショナルチームというプロジェクトをご存知でしょうか?選手の技術力・競技力の強化育成を図ることを目的として、平成10年に立ち上げたJBDFの運営事業のひとつです。
私が関わったのは、代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターで行われた2泊3日で200名近くの子供たちが参加したときに講師を務めたのが最初でした。以来、部員・講師として年3~4回のレクチャーを企画し、運営してまいりました。
昨年末、部長に檜山先生が就任し、去る2月17日(日)、浜松町のシーバンスホールでナショナルチーム強化講習会が開催されました。
「2012スーパージャパンカップ」
「2012日本インター」
「2012小中高ボールルーム全日本チャンピオンシップ」
の男女カップル及び女子部門セミファイナリストを対象とし、全国から参加者を募集したところ、124名の選手が集まりました。遠く沖縄から参加してくれたジュニアもいて、この講習会への期待の高さを感じました。
朝10時半にスタートした講習会は、エクササイズやレクチャーなど子供たちに実際にトレーニングや踊りを体感してもらうプログラムとなっていて、講師である元全日本チャンピオンやファイナリストは、子供たちの熱い視線を浴びる中、わかりやすく一所懸命教えていました。
最後のプログラムは、この日習ったことを中心としたラテンとスタンダードの踊り込みです。3~4ヒートに分かれて、競技会さながらの実践練習を終えた子供たちの中には、疲れて休む子もいました。
今日の参加者全員に記念品としてナショナルチーム特製のスポーツタオルがプレゼントされました。
取り合えず、今回のナショナルチーム強化講習会は成功に終わりましたが、今後どのような企画で進めていくかはまだ検討中です。参加者の条件を、例えば全日本クラスの決勝メンバーであるとかもっと条件を絞り込んで技術を徹底的に教え込むといった方向性も考えています。
いづれにせよ、これからの日本のダンス界を背負う子供たちを早い時期から鍛えていくことが重要であることは間違いありません。多くの方の意見を参考にしながら、ナショナルチームのあり方を検討していきたいと考えていますので、皆さんもどうか暖かい目で見守っていてください。
今回のレクチャーの模様は後日、ダンスマイライフや、市販のダンス雑誌に掲載される予定ですので是非ご一読ください。
西島鉱治・向高明日美組による講習シーン
全員に配ったナショナルチーム特製タオル
(2013年2月26日更新)