第3回 行動のメカニズム。
前回は七つの習慣についてお話しをさせて頂きました。
人間関係を壊す習慣と育みやすい習慣にわけてお話しをしましたね。
今回は人の行動のメカニズムについてお話しをさせて頂きます。
行動には四つの要素があると言われています。
その四つと言うのは、
「思考」
「行為」
「感情」
「整理反応」
この四つです。
「思考」とは頭の中で考える事やイメージする事。
「行為」とは外から見て分かる動作。
「感情」とは喜怒哀楽、気分や気持ちですね。
そして「整理反応」は身体的な反応やコンディション。
例えば、ダンスをするという事ならば、踊ると言う「行為」がありますが、汗をかく事や血圧が上がるなどの「整理反応」が起こるし、どういう所を気を付けて踊るかと言う「思考」、そして上手く踊れた踊れないなどの気分の変化である「感情」もあります。
この様に四つの行動は密接に絡み合って存在している訳です。
この四つの行動を選択理論では【全行動】と呼んでいます。
実はこの【全行動】コントロールし易い物とし難い物があります。
そう、「思考」と「行為」は直接コントロールし易いですよね!
こんな風に踊りたい!だからこういう練習をしよう!
これは直ぐに出来ますよね?
ですが、いますぐ汗をかこう!イライラしよう!
と言う事はどうですか?
汗をかく為には走ったり踊ったりといった「行為」をしなくてはならないし、イライラする為には嫌な事を考えたり思い出したりする「思考」をしなければならないんですね!
私達はともすると「感情」をコントロールしようとしたり、その「感情」に振り回されたりしています。
しかし、その「感情」は直接コントロールし難いんですね!
ではどの様にすれば良いか。
そう、コントロールし易い「思考」と「行為」にフォーカスすれば良いんです。
例えば、パートナーと喧嘩してしまった場合などは、ムカつく!などの「感情」が起こると思いますが何故ムカついたのか?を考えて見て下さい。
そして、何処にフォーカスすると効果的に変化が起こせるのかを知っているだけでセルフコントロールがし易くなるはずです。
今回は長くなりましたね。
ではまた次回。
(2014年1月15日更新)