第11回 人間関係を良くする七つの習慣
皆様こんにちは!最近はめっきりと秋めいてきましたね!
さて今回は、先月地方にレッスンに呼ばれて行って来た時の出来事をお話ししたいと思います。
レッスンは個人レッスンの他にグループレッスンもあったのですが、
そのグループレッスンの時に小学生の男の子が急に落ち込み出したのです。
そこで私は、人間関係を良くする七つの習慣を念頭に話しかけてみました。
※《第2回 七つの習慣》もご参照下さい!
私: どうしたの?
男の子: 僕ダメです。難しくて覚えられないし出来ません。
私: そっか。何処が難しかった?
男の子: タイミングも難しいし、ステップも初めてのが多いいし。
私 : 大丈夫だよ!今すぐ出来なくても。今日は覚えるだけで後は出来るまで練習してね。
男の子: 覚えるのも出来ないんです。
私 : どうしたら覚えれそうかな?
男の子: …………………。
私: じゃあ今は先生が君の前で踊るからそれを見ながらやってみよう!あと、ゆっくりとやってみようね。
男の子: それなら何とか出来そうです。
こんなやり取りをしながら何とか最後までレッスンを続け、
帰り際にはしっかりとステップも覚えて楽しそうにしながら元気に帰って行きました!
このやり取りを解説すると、
先ず男の子が出来ないと言って『落ち込み行動をとっている』ということを認める。
そして何がそうさせているのか現状を話してもらい『お互いに把握する。』
そして『励まし』
次にどうしたら解決出来るか『願望』を聞く。(傾聴)
今回の場合、聞いても出てこないので提案してみました。
同意をもらったので、(実行)
今回はこれで解決したので良かったのですが、解決しない場合はまた『励まし』に戻って繰り返す。
ポイントは相手が必ず出来ると信じてあげること。そして『落ち込み行動』をとっている事には意味があると言いましたね。
今回の場合は、可哀想と言ってもらいたかったり、心配して欲しかったりしているのです。(これは外的コントロール)
なので、『先ず欲求を満たしてあげる事。』そこで終わらずに、その後に『一緒に解決策を考えるお手伝い』をしてあげる。
どうしたら解決出来るのかはその人だけが知っていて、自分で解決しないと誰も解決してあげることはできないのです。
今回の様なケースは良くあることです。
ダンスのパートナー関係においても同じ様なことがよく起こりますが、こんな関わりが出来ればより良い関係を築く事が出来るでしょう。
自分のパートナーには、『子供じゃあないんだから出来て当たり前!』なんて考えないで欲しいものです。
今回も最後までおつきあいをいただきありがとうございました!
(2014年9月21日更新)