第12回 解決のサークル
皆様こんにちは!
競技会シーズン真っ只中ですが楽しくダンスを踊っていますか?
さて、今日は『解決のサークル』についてお話をさせていただきます。
選択理論心理学の提唱者であるウイリアム・グラッサー博士は、例えば結婚問題などのトラブル解決の為に選択理論を使う良い方法は、自分達の結婚が大きな輪の中に入っていると考えることだと言い、この輪のことを『解決のサークル』と呼んでいます。
僕は結婚問題をダンスのカップル問題に置き換えられると思っています。
カップル間で問題が起きた時に、この『解決のサークル』に入ります。
そしてこの輪の中にはリーダーとパートナー、そしてパートナーシップと言う3つの実体があります。
まず、この『解決のサークル』に入る条件としてお互いが求める物よりもパートナーシップの方が優先されると言う事に同意している事が条件になります。(何故ならば始めからパートナー解消をする前提では解決出来ませんからね。)
もし、相手に何かを強制するような事をしてしまうと、相手か自分がこの『解決のサークル』から押し出されてしまう。
そうなるとパートナーシップを解消してしまうと言う事態に発展してしまう。それは困りますよね?
では、どうすれば良いのか。
それは、サークルの中にいて意見の違いについて話し合う事をする。
いわゆる「妥協」をしないといけないのですね。
妥協と言うとあまり良いイメージを持たないかもしれませんが、これは如何に相手と話し合い、自分の願望と相手の願望を近付ける事が出来るかと言う作業で、とても大切な事です。
この「妥協」が出来ないといつもぶつかり合っている喧嘩の絶えないカップルになってしまいますね。
相手のアイデアよりも自分のアイデアの方が効率的だ!と自分の正しさを押し付けるのではなく、擦り合わせをしてより良い妥協をして良好なパートナーシップを続けて、ダンスを楽しんでくださいね!
(2014年10月21日更新)