第83回 ヨガでバランスを考える
先月、スタジオにヨガの先生を招いてスタッフ全員でヨガを体験しました。
男女が一組になって行うペアヨガは、我々のボールルームダンスのバランスの取り方と非常に共通部分が多く参考になりました。それぞれが自分でバランスを保ちながらも相手を上手に利用して更に安定したバランスを維持するという関係は、きめ細かい神経が要求されます。
ヨガで大切なことは体そのものではなく心と体のバランスではないかと思います。2人でバランスを取るということは、2人の息がピッタリ合う、つまり互いの心がバランスし合わなければどんなに体のメカニズムだけを追究しても気持ちの良いバランスにはなり得ないということだと思います。ケンカをした後はどんなに練習しても上手く踊れませんよね。
また良い姿勢とはどういうものかについても先生から話がありました。わざと背を丸めて悪い姿勢を取り、見上げたり首を横に回してみると可動域の違いが実感できました。
言い換えれば、関節の可動域が最大限になるような頭から足先までの正しい骨の配列が良い姿勢であると言うことが出来ると思います。
私達は足をしっかり使って立ち、その上に腰があり胴体、頭を載せていますが、逆に頭の下に胴体、足がぶら下がった意識を同時に持つようにしています。これはアレクサンダーテクニックの理論と同様ですね。
バランスが整うと心も大変穏やかになります。僕も週2回午前中に練習していますが、上手く踊れたあとの営業前の昼のひとときが好きです。
最近は以前にも増して事務作業が多くなってきました。長時間PCに向かってじっとしているとだんだん体が硬くなっていく自分に気付きます。一年のうちで最も体調が悪くなるのもお正月。食べて飲んでゴロゴロしていると体がボーっとしてきて気持ちもすっきりしない。つくづく自分は回遊魚タイプであると自覚する次第です。
*スタジオにお招きしたヨガインストラクター
みたく美宅れいこ怜子 先生 http://mitakureiko.com/
(2015年4月1日更新)