第89回 場外戦
今年も残り3カ月、後期競技会も毎週熱戦が繰り広げられています。
そんな中、場外戦はますます激しくなっています。場外戦って?もちろん<JBDF本部vs東部日本>のことです。
中央でいったい何が起こっているのか、地方の会員、組織、ファンの方々にはほとんど伝わることがありません。ここでは客観的に現状をお伝えしようと思います。
東部日本はJBDFからの離脱を表明後、除名された西部日本と協力し、9月13日、後楽園ホールに於いて全日本オープン戦を開催。チケットは完売し無事終了。10月24、25日には京都で西部日本主催のユニバーサルカップを予定。東部からも多くの選手がエントリー。
11月3日の統一全日本戦も新スポンサーの協力を得てプロ3団体の選手が参加する予定で準備が進められている。
11月22日の国際親善大会「東京ダンスグランプリ」も新スポンサ―の協力を得て準備中。来年のセグエ出場資格の対象競技会となる。
一方、JBDF本部は、独自にクラス戦を開催するためにDSCJ(全日本統一級)に加盟。
10月24、25日静岡に於いて開催のJBDFカップは出場予定数プロスタンダード約60組、プロラテン約50組、アマもそれぞれ約20組のエントリーのためか、開催日を25日一日だけに変更。DSCJの公認も却下される。
来年のスーパージャパンカップはJDSFの東京オープンと共催予定であったがJDSFが共催を拒否。JBDF本部単独で幕張に於いて一日開催の予定。
他に本部職員の解雇、理事会開催未定、外部理事の緊急意見書等・・・。
6月の日本インターに端を発したJBDF本部の単独行動は目に余るものがあります。日本インターの顛末の一部は第85回のコラムをご覧ください。
<JBDF本部vs東部日本>と冒頭に書いたものの、どちらが勝者になるかという3流試合の結果を期待しているのではありません。きちっと話し合い、責任の所在を明白にして、ダンス界が本当に発展するためにはどの様な対策を取れば良いかを話し合う場をつくる必要があるでしょう。
(2015年10月1日更新)