第97回 新生JBDF
何度会議を行ったことでしょう。
定例会議以外に、臨時、緊急召集、有志の会合等々、分裂・解体も時間の問題となってきたJBDFを建て直そうと多くの関係者が必死になっていました。
昨年の日本インターから続いているJBDF騒動。
詳細は第85回のコラムをご覧下さい。
この様な状況下で、広域加盟団体の我々東部日本ボールルームダンス連盟は本部からの離脱を考え、新しい組織作りを始めようとしていました。
一方で、JBDFを取り戻す行動も行ってまいりまいた。
しかしながら、会長をはじめ本部理事役員の人事権は一切会員になく、ほぼ諦めかけていたところ、4月になって会長が急遽辞任、後任に東部日本に理解を示す方が就任したことにより事態は一変しました。
JBDFは空のお弁当箱と同様、その中身は東部をはじめとする旧5総局のダンス人が担わなければならないというのが持論の新会長のもと、その他の要職の人事も一新し、JBDFの建て直しに着手しはじめました。
一時は6月の日本インターの開催も検討されましたが、準備期間が短すぎる等の理由により誠に残念ではありますが開催を中止することになりました。数年前NHKの放映が無くなり、今度は日本インターそのものが中止になったことは本当に残念でなりません。
インターを楽しみにしておられた全国のダンスファンの方々には大変申し訳なく関係者のひとりとしてここにお詫び申し上げます。来年こそは従来からのスーパージャパンカップ、日本インターを更に良いものにして開催することをお約束します。
お家騒動はひとまず解決の方向に向かいますが、今後は他団体との交渉が焦点になってくるでしょう。
誰もが栄光のステップを目指して練習し、戦ったあの熱い時代。選手は競技に集中し、より良い競技会を運営するために役員が奔走したあの頃が懐かしく甦ってまいります。
そんな時代の再来を多くのダンス人が願っているに違いありません。
(2016年6月1日更新)